うさぎが牧草を食べない時はどうする?原因と対処法を専門農家が解説
「昨日まで食べていたチモシーを急に食べなくなった…」
「牧草を口にくわえるのに、すぐポイッと捨ててしまう。」
「ペレットは食べるのに、牧草だけ食べない。」
うさぎと暮らしていると、このような悩みを経験する飼い主さんは本当に多くいらっしゃいます。
私たちうさぎ畑には、毎日のように「牧草を食べません」というご相談が届きます。
ですが、これまで1000羽以上の「牧草を食べないうさぎさん」を見てきた中で感じるのは、「まったく食べない子」よりも、「食べられるきっかけが見つかっていない子」の方が圧倒的に多いということです。
今回は、牧草を少しでも多く食べてもらうための方法を、実際の飼い主さんの体験談も交えながらご紹介します。

なぜ牧草を食べないの?
牧草を食べない理由は一つではありません。
例えば、
- 好みに合わない
- 香りが弱い
- 茎が硬すぎる
- 茶葉や粉が多い
- 暑さで食欲が落ちている
- 歯のトラブル
- 胃腸の調子が悪い
- シニアになって噛む力が弱くなった
など、さまざまな原因があります。
「食べないからわがまま」と決めつけるのではなく、「何が原因なんだろう?」と考えてあげることが大切です。
実際にこんな子も食べてくれました
うさぎ畑には、こんなお声が届いています。
「牧草はいつも見向きもしませんでしたが、こちらの牧草は硬い部分がなく、少量ながらも食べています。」
最初からモリモリ食べるわけではなくても、「少し食べられるようになった」という変化は、とても大きな一歩です。
また、4か月の子うさぎの飼い主さんからは、
「今まで牧草の食いつきが悪かった子でしたが、サンプルを試したところ驚くほど食べてくれました。本製品でも変わらずよく食べています。」
という嬉しいご報告もいただいています。
うさぎにも、人と同じように好みがあります。
「チモシーなら何でも同じ」ではありません。
茶葉が多い牧草を好む子もいる
「青々としたチモシーが一番良い」
そう思われがちですが、実際はそうとも限りません。
うさぎ畑でも、
「初めてのチモシーを気に入ってくれました。延命治療中ですが元気に食べています。」
というご感想をいただいた商品は、茶葉が多めのチモシーでした。
茶葉が多い牧草は、
- 柔らかい
- 香りが優しい
- 食べやすい
という特徴があります。
硬い茎ばかり残してしまう子には、一度試してみる価値があります。
「好きな牧草」を上手に利用する
「チモシーしかダメ」と思い込まないことも大切です。
例えば、
「イタリアンライグラスが大好きなので、そこへ1番刈りチモシーを少し混ぜています。」
という飼い主さんもいらっしゃいます。
これはとても良い工夫です。
好きな牧草をきっかけに、少しずつチモシーへ慣らしていくことで、食べられる量が増える子も少なくありません。
生牧草が食欲のスイッチになることも
乾燥牧草を食べなくても、生牧草には興味を示す子がいます。
実際に、
「初めて生チモシーを頼みましたが、すごく喜んで食べました。」
というお声も届いています。
生牧草は香りが非常に強く、水分も豊富です。
食欲が落ちている時の「きっかけ作り」として役立つ場合があります。
もちろん、生牧草だけでは繊維不足になるため、乾燥牧草へつなげていくことが大切です。
食べる環境も見直してみよう
意外と見落とされるのが環境です。
例えば、
- 古い牧草を入れっぱなしにしていないか
- トイレの近くに置いていないか
- 湿気で香りが飛んでいないか
- 牧草入れが食べにくくないか
これだけでも食べ方が変わることがあります。
新しい牧草に入れ替えた瞬間だけ食べる子は、とても多いですよ。
急に食べなくなった時は病気のサインかも
昨日まで食べていた子が急に牧草を食べなくなった場合は注意が必要です。
特に、
- ペレットも食べない
- 野菜も食べない
- うんちが小さい
- うんちの量が減った
- 元気がない
このような症状がある場合は、胃腸うっ滞や歯の病気などが隠れている可能性があります。
うさぎは体調不良を隠す動物です。
「そのうち食べるかな」と様子を見すぎず、早めにうさぎを診られる動物病院へ相談してください。
「食べない子」は決して珍しくありません
私たちは毎日のように、
「何を試しても食べません。」
というご相談をいただきます。
でも、その後、
「この牧草なら食べました!」
「少しずつ食べるようになりました!」
というご報告も本当にたくさん届きます。
大切なのは、「食べない子だから」と諦めないこと。
その子に合う香り、硬さ、長さ、種類は必ず違います。
少しずつ試していくことで、食べられる牧草が見つかる子は少なくありません。

まとめ
牧草を食べない原因は、単なる好き嫌いではなく、体調や歯の状態、牧草の品質、香り、硬さなどさまざまです。
まずは原因を一つずつ確認し、その子に合う牧草を探してあげることが大切です。
うさぎ畑では、「牧草を食べない子」のご相談を数多く受けてきました。
実際に「今まで食べなかった子が食べた」というお声もたくさんいただいています。
もし今、「うちの子が牧草を食べない」と悩んでいるなら、一人で抱え込まず、ぜひいろいろな方法を試してみてください。
その小さな一歩が、うさぎさんの健康につながるかもしれません。
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