うさぎ用の牧草をチモシーと呼ぶのはなぜですか?

こんにちは!私は、うさぎさんのためにチモシーを育てている、うさぎ専門農家のオジマです。

うさぎさんが喜んでくれるチモシーや、牧草、野菜などを栽培しています。

チモシー生産者ならではの視点で、チモシーについて分かりやすくご紹介していきます。

うさぎさん用の牧草すべてをチモシーと呼ぶのはどうして?

うさぎの飼い主さんから牧草をチモシーと呼ぶのを私も聞いたことがあります。

「うさぎにチモシーを与えたいので、いい牧草を探しています」という問い合わせをいただいたこともあります。

この背景には、うさぎさん牧草として販売されている商品のほとんどがチモシーであることに原因があります。

知らず知らずのうちに、牧草=チモシーというイメージが定着してしまった可能性があります。

飼い主さんの中には、牧草にはチモシーしかないと思っていたり、チモシー以外の牧草の品種を知らない方もいらっしゃるかもしれません。

私のように日頃牧草の栽培現場を見てる人間はともかく、畑から遠い地域でうさぎさんと生活している飼い主さんは牧草の品種のイメージが沸かないのも無理もないでしょう。

正確には、チモシーは牧草の品種の一つであり、牧草の種類にはチモシー以外にも、イタリアンライグラス、オーツヘイ、オーチャードグラスなど、様々な品種があります。

さらに、それらの牧草は、イネ科という植物分類の大きなくくりのひとつであり、うさぎ牧草にはマメ科という別の分類の牧草も流通しています。

このサイトでは、うさぎの飼い主さんに牧草の知識を幅広く持ってもらうために、分かりやすく情報発信していきたいと思います。