チモシー牧草の栽培が普及した理由

チモシー牧草は、うさぎさんが好きな牧草のひとつで、ポピュラーな草種なので、容易に購入することができます。それはチモシー牧草が広く栽培されているからこそなのですが、ではなぜ栽培が普及したのでしょうか?

チモシーの原産地は温帯アジアやヨーロッパとされており、耐寒性が高く、様々な畑地での栽培に適応できる性質から、飼料作物として栽培されるようになりました。

また、馬の飼料としての嗜好性に優れることから栽培が広がったと考えられています。自動車がなかった昔は、馬車や軍馬の需要が大きかったので、馬を養うためにチモシー牧草が必要だったのですね。

馬の移動手段としての需要が低下した現代では、その歴史を引き継ぎ、うさぎさんの代表的な牧草としてチモシーは栽培され続けています。今回は、歴史から見るチモシー牧草というお話でした。