幼少期のうさぎさんに牧草は食べさせた方がよいのでしょうか?

うさぎさんに与える牧草は、小さい頃から毎日食べてもらうことが大事なことです。うさぎさんが幼いからという理由で、食いつきの良い生野菜や生牧草、ペレットを多く与える必要はありません。むしろ、うさぎさんにこれからの主食である牧草の味や香りを覚えてもらい、牧草主体の食生活を作っていくことが大切です。

その意味で、うさぎさんの幼少期は、その後牧草を多く食べられるかどうかのとても重要な時期になります。うさぎさんは食に対して頑固で変更が効きにくいので、幼少期に好きなものが固定されてしまうとその後大きくなってもその影響が響いてきます。

うさぎさんの食の嗜好性は幼少期に決まってしまうといっても過言ではありません。大人になったうさぎさんで、牧草をあまり食べないという理由のひとつは、幼少期にあまり牧草を食べていないということがあります。

うさぎさんに牧草を食べて健康でいてもらうためには、幼い頃からうさぎさんに積極的にいろいろな牧草を与え、牧草の食の幅を広げてあげることが必要です。年齢とともに、うさぎさんの食の幅はせまく、固定化しやすくなります。幼少期にうさぎさんの大切な食生活を決定づけるのは、飼い主さんがどんなものを与えるかにかかっていると思っていただいた方がよいと思います。