うさぎさんのうっ滞を防ぐための食生活とは

うさぎさんのうっ滞は、胃腸の活動が低下して、うさぎさんの元気がなくなる症状です。うさぎさんの食欲が減り、うんちの大きさが小さくなったり、うんちの量が減ります。うさぎさんは活発に動くことがなくなり、ケージの中でじっとして動かなくなったりしてしまいます。

うっ滞は、うさぎさんのお腹の中の臓器の動きが低下することが原因のひとつです。胃腸の活動を促進するための食べ物がうさぎ牧草と考えられています。うさぎ用牧草は、低カロリーで食物繊維たっぷり。うさぎさんが牧草を食べ過ぎても健康の影響はあまりないことから、うさぎさんの胃腸を動かすための最適な食べ物と言えます。

実際、牧草を毎日たっぷり食べるうさぎさんは、うっ滞の症状が少ないと聞きます。おすすめの牧草の種類としては、手に入りやすいチモシー牧草1番刈りが挙げられますが、チモシーを苦手なうさぎさんはイタリアンライグラスやオーツヘイなどの食べやすい牧草を選んであげてください。

また、うっ滞を予防するには水をたっぷり飲むことも大事です。水を飲むことで胃腸の中の食べ物がとどまることなく移動しやすくなります。牧草をたくさん食べるうさぎさんは喉が渇いて水を飲むことが多いと思いますが、それはうさぎさんの体にも良い行為だと言えます。

うさぎさんのうっ滞は、突然症状が出てしまう病気です。日ごろからうさぎさんが牧草をたっぷり食べるように、飼い主さんとしても気をつけていきましょう。