うさぎ牧草の旬の季節はあるのでしょうか?
2021年10月29日
うさぎさんに与える牧草は乾燥させた牧草ですので、1年を通して保管でき、好きな時に開封して与えることができます。牧草はうさぎさんの主食であり、毎日の食事に欠かせないものですので、便利に保管できることは大切なことです。
一方、うさぎ牧草も自然の中の農園で育てられている以上、収穫のシーズンが牧草によって違います。うさぎ牧草の草種によって生育スピードや適応温度が変わるからです。今回は、うさぎ牧草の旬の季節についてご紹介します。
まずうさぎ牧草の代表格であるチモシー牧草は、春から初夏にかけての季節が出穂期となり、収穫シーズンとなります。出穂とは穂が出るという意味で、もしチモシーが穀物として実を取るために育てられていたとしたら、穂先が充実して実がなります。うさぎ牧草としては、穂が出る時期が刈り取りの適期として考えられていますので、出穂期が栽培上の旬の季節だと言えると思います。
また、うさぎ牧草のイタリアンライグラスは、秋から冬にかけて栽培して、春に出穂期を迎えます。ですので、イタリアンライグラスは、春が旬の季節だと言えますね。オーツヘイも通常は春に出穂しますが、他のうさぎ牧草より生育スピードが早く、種まきを早くすれば秋に出穂する品種もあります。
うさぎ牧草の草種によって旬の季節は様々に分かれますが、うさぎさんに牧草を与えるときに、いつの季節に刈り取られたものか思いをはせていただくと農家としてもありがたいところです。
–
食いつき良い乾燥牧草をぜひ試してみませんか?