うさぎ牧草の代わりになるものは?チモシーを食べないときに知っておきたいこと

「うちの子、チモシーを全然食べてくれない……」

「牧草を残して、ペレットや野菜ばかり食べています」

「牧草の代わりになるものはないですか?」

うさぎ畑には、毎日のようにこんなご相談が届きます。

大切なうさぎさんだからこそ、牧草を食べてほしい。

でも、何種類試しても食べてくれないと、

「もう牧草は諦めたほうがいいのかな?」

「ペレット牧草なら代わりになる?」

「野菜をたくさん食べているから大丈夫?」

と、不安になってしまいますよね。

まず知っておいてほしいのは、

「チモシーを食べない」ことと、「牧草を食べない」ことは同じではない

ということです。

うさぎさんには、それぞれ香り、硬さ、太さ、長さ、葉の多さなど、細かな好みがあります。

実際に、うさぎ畑に届く飼い主さんの声を見ても、「チモシーは食べないけれど、イタリアンライグラスなら食べる」「オーツヘイなら食べる」という子が少なくありません。

この記事では、うさぎさんがチモシーを食べないときに、牧草の代わりになるものはあるのか、そしてどうすれば「食べてくれる牧草」を見つけられるのかを、実際の飼い主さんの声を交えながらお話しします。

牧草食べないうさぎ

うさぎにとって牧草は「ただの食べ物」ではありません

まず大切なのは、牧草がうさぎさんの食生活の中でどんな役割を持っているかを知ることです。

うさぎさんにとって牧草は、単にお腹を満たすための食べ物ではありません。

牧草には、

  • 豊富な食物繊維を摂る
  • 消化管の正常な働きを支える
  • 長い繊維をしっかり噛む
  • 奥歯をすり合わせるように使う

といった重要な役割があります。

うさぎの歯は一生伸び続けるため、毎日の食事による適切な咀嚼と歯の摩耗が重要です。高繊維の牧草をしっかり噛むことは、消化管だけでなく歯の健康を支えるうえでも大切です。

だからこそ、

「牧草を食べないから、何か別の食べ物で完全に置き換えればいい」

とは簡単には考えられません。

ペレット牧草は牧草の代わりになる?

「牧草を食べないなら、ペレット牧草を食べさせればいいのでは?」

そう考える飼い主さんも多いと思います。

ペレット牧草とは、牧草を細かく加工して固めたタイプのものです。

原材料が牧草だけの商品もあり、牧草由来の食物繊維を摂るという意味では便利な食品です。

ただし、

ペレット牧草を、長い牧草とまったく同じものとして考えることはできません。

大きな違いは「形」です。

長い牧草を食べるとき、うさぎさんは牧草を口に入れ、奥歯を左右に動かしながら何度も噛みます。

一方、細かく加工されたペレットは、長い牧草をそのまま食べる場合と比べて、咀嚼の仕方が大きく異なります。

そのため、ペレット牧草を食べているからといって、

「これで長い牧草を食べなくても大丈夫」

と考えるのはおすすめできません。

実際、獣医療情報でも、ペレットは長い繊維を含む牧草とは異なり、牧草を主とした高繊維食が推奨されています。

つまり、

ペレット牧草=牧草の完全な代用品

ではない、と考えておくことが大切です。

では、チモシーを食べない場合はどうすればいい?

ここで、ぜひ考え方を変えてみてください。

「チモシーを食べさせる」

ではなく、

「この子が食べてくれる牧草を探す」

という考え方です。

牧草=チモシーではありません。

チモシー以外にも、イタリアンライグラス、オーツヘイ、オーチャードグラスなど、さまざまなイネ科牧草があります。

そして、うさぎさんによって好きな牧草は本当に違います。

「チモシーは食べない。でもイタライなら食べる」

うさぎ畑に届いたレビューには、こんな声がありました。

「今まで牧草の食い付きが悪かった4ヶ月の子うさぎです。はじめはサンプルを注文させて頂き、凄く食べてくれたので本製品を注文しました」

チモシーを食べないからといって、その子が「牧草嫌い」とは限りません。

牧草の種類を変えるだけで、食べるようになることがあります。

別の飼い主さんからは、

「3羽ともチモシーあまり食べてくれない子達ですが、3羽とも喜んで食べてくれました」

という声も届いています。

「チモシーよりイタリアンライグラスが好き」

実際に、

「本当はもっと固いチモシー食べてほしいのですが、全くと言っていいほど食べないので、これを他のと混ぜて与えています」

という飼い主さんもいらっしゃいました。

この言葉には、牧草を食べてほしい飼い主さんの気持ちがとてもよく表れています。

「できれば硬いチモシーを食べてほしい」

でも、

「食べないより、食べてくれる牧草を食べてほしい」

その葛藤は、私たちにもよく分かります。

そして、その子はイタリアンライグラスなら食べてくれている。

それなら、まずは食べてくれる牧草を大切にすることも一つの方法です。

「オーツヘイなら食べる」という子もいます

うさぎ畑には、

「うちの子はチモシーは食べないんです。オーツヘイだけで」

という声も届いています。

また、

「牧草全然食べなかった。いろいろ試したら、オーツヘイなら少し食べてくれている」

という声もありました。

「チモシーを食べないからダメ」

と決めつける必要はありません。

まずは、

チモシー以外のイネ科牧草も選択肢に入れてみる。

これだけでも、牧草選びの幅は大きく広がります。

もちろん、牧草の種類を変更するときは、うんちや食欲など、うさぎさんの状態を見ながら少しずつ試していきましょう。

高齢になると「硬い茎」を食べなくなることも

特にシニアうさぎさんでは、

「以前は食べていたのに、最近チモシーを食べなくなった」

というケースもあります。

実際に、

「最近高齢になってから、茎を食べなくなりました。今はイタライを食べています」

という声がありました。

また、

「1番刈りでも2番刈りでも硬いのを残してしまいます」

という飼い主さんもいます。

年齢を重ねると、硬い部分を避けるようになったり、食べやすい葉や柔らかい牧草を好むようになったりすることがあります。

だからといって、

「わがままになった」

「好き嫌いが激しくなった」

と考えてしまうのは少し待ってください。

歯や口の中に痛みがないか、食欲や体重、うんちに変化がないかなども確認してあげてください。

特に、これまで食べていた牧草を急に食べなくなった場合や、食べる量そのものが落ちている場合は、単なる好みではなく、歯や体調の問題が隠れていることがあります。歯の病気では、食べにくさ、よだれ、食べ物を落とす、体重減少などが見られることがあります。

「牧草を食べない」とき、生牧草は選択肢になる?

乾燥牧草が苦手な子の中には、生牧草を喜んで食べる子もいます。

うさぎ畑でも、

「今回初めて生チモシーを頼んだんですが、すごく喜んで食べました」

という声が届いています。

また、

「牧草嫌いだったのがうさぎ畑さんの牧草、主にイタライを食べてくれて復活しました。主食としても食べれない時にもうさぎ畑さんの生野菜や生牧草でも沢山救われて参りました」

という声もありました。

生牧草は、香りや水分、食感などが乾燥牧草とは違います。

「乾燥牧草は食べないから、牧草そのものが嫌い」

とは限らないのです。

ただし、生牧草だけに頼ればよいという意味ではありません。

うさぎさんの状態や食事全体を考えながら、乾燥牧草を食べるきっかけとして利用するのも一つの方法です。

「食べないなら野菜だけ」はおすすめできません

チモシーを食べないと、

「野菜なら食べるから、野菜をたくさんあげよう」

と考えてしまうことがあります。

気持ちはよく分かります。

食べてくれないと心配ですから、

「とにかく何か食べて!」

と思いますよね。

ただ、野菜だけで牧草の役割を完全に補うことはできません。

牧草は長い繊維を含む高繊維食で、うさぎさんの消化管の働きを支える重要な食材です。

野菜は牧草を食べるきっかけとして役立つことがありますが、

「牧草を食べないから野菜だけにする」

という考え方ではなく、

「どうしたら食べられる牧草を見つけられるか」

を考えていきたいところです。

チモシーを食べない子には「牧草のお試し」がおすすめ

牧草には、同じチモシーでも違いがあります。

1番刈り、2番刈り、葉が多いタイプ、茎が多いタイプ、柔らかいタイプ、硬めのタイプ。

さらに、チモシー以外にもイタリアンライグラス、オーツヘイなどがあります。

だから、

「チモシーを1種類食べなかった」

だけで、

「この子は牧草を食べない」

と判断するのは早いかもしれません。

うさぎ畑でも、まずサンプルを試してもらったところ、

「今まで牧草の食い付きが悪かった子が、すごく食べてくれた」

という声があります。

Googleの口コミでも、

「家では食べなかった野菜や牧草も、こちらのなら食べるものがあります」

という嬉しい声をいただいています。

牧草は、実際にうさぎさんに食べてもらわないと分からない部分があります。

だからこそ、いきなり大量に購入するより、

少量ずついくつかの牧草を試して、その子の「好き」を探してみる

のがおすすめです。

「食べてくれる牧草」が見つかったら、それを大切に

飼い主さんからすると、

「本当はチモシーを食べてほしい」

と思うかもしれません。

でも、もしチモシーをほとんど食べない子が、イタリアンライグラスなら喜んで食べるのであれば、

「チモシーを食べない」

ということばかりを気にするのではなく、

「イタリアンライグラスを食べてくれた!」

と考えてみてください。

オーツヘイなら食べる。

イタライなら食べる。

柔らかい牧草なら食べる。

生牧草なら食べる。

そこから少しずつ他の牧草にも興味を持ってもらえるかもしれません。

実際に、

「エビスグサをきっかけに牧草を食べてくれるようになりました」

という声もあります。

一つの牧草をきっかけに、食べる牧草の選択肢が増えることもあります。

「牧草の代わり」を探すより、「食べられる牧草」を探そう

ここまで読んでいただいた方なら、もうお分かりだと思います。

うさぎさんの牧草について、

「これなら牧草の完全な代わりになります」

という食べ物を簡単に挙げることはできません。

ペレット牧草は牧草由来の食物繊維を補う食品として利用できますが、長い牧草を食べることと同じではありません。

野菜も牧草の完全な代わりにはなりません。

生牧草も乾燥牧草とまったく同じものではありません。

だからこそ、チモシーを食べないときに大切なのは、

「牧草を諦めること」ではなく、「この子が食べてくれる牧草を探すこと」

です。

チモシーがダメなら、イタリアンライグラス。

イタライがダメなら、オーツヘイ。

硬い牧草がダメなら、柔らかいタイプ。

乾燥牧草がダメなら、生牧草をきっかけにしてみる。

そんなふうに、うさぎさんの「好き」を一つずつ探していきましょう。

それでも急に牧草を食べなくなったら

最後に、一つだけ大切なことがあります。

「もともとチモシーが嫌い」という場合と、

「今まで食べていた牧草を、急に食べなくなった」

という場合は分けて考えてください。

特に、

  • 牧草だけでなく食事全体の量が減った
  • うんちが小さくなった、少なくなった
  • よだれが出る
  • 食べ物を口から落とす
  • 体重が減っている
  • 元気がない
  • 歯ぎしりをしている

などの変化がある場合は、単なる好き嫌いとは限りません。

うさぎさんは食べない状態が続くと消化管の動きが低下することがあり、食欲不振にはさまざまな原因があります。

「牧草嫌いだから仕方ない」と決めつけず、気になる場合は早めにうさぎを診察できる動物病院へ相談してください。

まとめ|チモシーを食べない=もうダメ、ではありません

うさぎさんがチモシーを食べないと、

「このままで大丈夫なの?」

「牧草の代わりになるものはないの?」

と不安になりますよね。

でも、

チモシーを食べないことと、牧草を食べないことは同じではありません。

うさぎさんにはそれぞれ好みがあります。

イタリアンライグラスが好きな子もいれば、オーツヘイが好きな子もいます。

柔らかい牧草なら食べる子もいます。

生牧草なら喜ぶ子もいます。

だからこそ、

「チモシーを食べさせなきゃ」ではなく、「この子が食べてくれる牧草は何だろう?」

という視点で探してみてください。

うさぎ畑には、今日も全国の飼い主さんから、

「今まで牧草を食べなかったのに、これは食べてくれた」

「イタライなら喜んで食べます」

「オーツヘイが大好きです」

「やっと食べてくれる牧草が見つかりました」

という声が届いています。

その一つひとつの声が、牧草を食べないうさぎさんと、その子を心配する飼い主さんのヒントになると思っています。

「食べない」の先には、まだ「食べる」が見つかるかもしれません。

焦らず、その子の「好きな牧草」を一緒に探していきましょう。

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