うさぎの食事がストレスになっていませんか?食欲が落ちてきたときに飼い主さんが知っておきたいこと

「うちの子、最近食欲が落ちてきた……」

「今まで食べていた牧草を食べなくなった」

「何種類試しても食べてくれない」

「牧草を食べてほしいのに、ペレットばかり食べる」

うさぎさんと暮らしていると、一度はこんな悩みを抱えたことがあるのではないでしょうか。

うさぎ畑には、毎日のように「食べない」という相談が届きます。

その中には、うさぎさんの食事の問題だけではなく、飼い主さん自身が食事に疲れ、悩み、ストレスを感じていることが伝わってくる声もたくさんあります。

「どうしたら食べてくれるんだろう?」

「この牧草もダメだった……」

「また別の牧草を探さないと」

そんな毎日を繰り返していると、うさぎさんの食事が楽しい時間ではなく、「食べさせなければ」というプレッシャーになってしまうことがあります。

でも、うさぎさんの食事は、そんなに簡単なものではありません。

うさぎさんには一羽一羽、好みがあります。

年齢によって変わることもあります。

歯の状態によって変わることもあります。

体調によっても変わります。

今回は、うさぎ畑に実際に届いた飼い主さんの声を紹介しながら、「うさぎの食事のストレス」について一緒に考えてみたいと思います。

牧草食べないうさぎ

「食べてほしい」のに食べてくれない。それが飼い主さんの大きなストレスになる

うさぎさんの健康を考えるほど、飼い主さんは「ちゃんと食べてほしい」と思います。

牧草はしっかり食べてほしい。

ペレットも適量食べてほしい。

水も飲んでほしい。

うんちもたくさん出してほしい。

だから、牧草を食べなくなると、とても心配になります。

実際に、

「チモシーをぜんぜん食べなくなってしまい、あれこれ試しています」

という声が届いています。

また、

「牧草の食べが細くて困っています」

という声もあります。

さらに、

「チモシーを含め牧草を30種類以上ためしたのですが、ほとんど食べてくれません」

という飼い主さんもいました。

30種類以上です。

それだけ試しても食べてくれないとなると、飼い主さんの苦労は想像できます。

「もう何を買えばいいのかわからない」

「うちの子は牧草が嫌いなのかな」

そんな気持ちになってしまうのも無理はありません。

「チモシーを食べないのは飼い主が悪いわけではない」

うさぎ畑に届いた声の中で、私たちが特に心に残ったものがあります。

10歳9ヶ月のシニアうさぎさんを飼っている飼い主さんからの声です。

その子はペレットやサプリは食べるものの、急に牧草を食べる量が減ったそうです。

牧草を4種類、牧草代用の固形ペレットも2種類用意していました。

それでも不安になり、ネットで検索してうさぎ畑にたどり着いたそうです。

そして、

「『チモシーを食べないのは飼い主が悪いわけではない』という言葉に救われました」

と伝えてくださいました。

この言葉には、食事に悩んでいる飼い主さんの気持ちが詰まっていると思います。

一生懸命だからこそ、自分を責めてしまう。

でも、うさぎさんが牧草を食べないことを、すべて飼い主さんの責任にする必要はありません。

うさぎさんにも「食べやすい」「食べにくい」がある

もうすぐ11歳になるうさぎさんからも、こんな声が届いています。

もともとグルメで偏食気味。

ここ数年はチモシーをほとんど食べず、乾燥イタリアンライグラスをメインに食べていたそうです。

ところが、ここ1年ほどは毎月奥歯のカットが必要になりました。

そして、

「術後の度に食べる牧草の種類が変わります」

とのこと。

飼い主さんは、

「その時々の歯の具合によって、食べられるもの、食べにくいものがあるんだと思います」

と考えていました。

これは、牧草選びを考えるうえで非常に重要なことです。

「この子はチモシーが嫌い」

ではなく、

「今のこの子にとって、食べやすいものは何だろう?」

と考えてみる。

特にシニアうさぎさんや、歯に問題を抱えているうさぎさんでは、この考え方が大切になることがあります。

「昔は食べていたのに……」は、うさぎさんの年齢による変化かもしれない

うさぎさんは、年齢とともに食べ方が変わることがあります。

以前は硬い1番刈りをバリバリ食べていたのに、最近は柔らかい牧草ばかり食べる。

茎を残して葉っぱばかり食べる。

今まで好きだった牧草を食べなくなる。

そんな変化が起きることがあります。

実際に、

「最近高齢になってから、茎を食べなくなりました。今はイタライを食べています」

という声も届いています。

飼い主さんからは、

「柔らかい牧草ばかり与えるのは歯に良くないのでしょうか?」

という質問もありました。

もちろん、歯の健康については獣医師に相談することが大切です。

ただ、「硬いものを食べない=わがまま」と考えるのではなく、「食べにくくなっている理由はないだろうか?」と考えることも大切です。

「チモシーを食べない=牧草が嫌い」とは限らない

うさぎ畑に届く声を見ていると、とても興味深いことがあります。

チモシーを食べないうさぎさんでも、別の牧草なら食べることがあるのです。

例えば、

「牧草は全然食べなかったけれど、オーツヘイなら少し食べてくれている」

という声。

「チモシーは一切食べず、オーツヘイだけ食べています」

という声。

「チモシーはほとんど食べないのですが、イタライはよく食べます」

という声もあります。

さらに、

「チモシーはあまり食べないので、オーツヘイを食べさせています」

という飼い主さんもいました。

つまり、「牧草を食べない」という言葉の中には、

「チモシーを食べない」

「硬い牧草を食べない」

「今までの牧草を食べない」

など、いろいろな意味が含まれているのです。

だからこそ、「牧草嫌い」と決めつける前に、別の種類を試してみる価値があります。

牧草の「食べムラ」に悩む飼い主さんも多い

牧草の難しいところは、「昨日食べたものを今日は食べない」ということもあることです。

実際に、

「オーツヘイを少しだけ混ぜたり、優しいチモシーを混ぜたり食べますが、日によって変わるのでとても不安になります」

という声が届いています。

また、

「一昨年は喜んで食べていたのに、昨年のものはいまいちの食いつきでした」

という飼い主さんもいました。

ところが、その翌年の牧草を与えると、

「固い茎を一昨年のようにポリポリ食べていて良かった」

とのこと。

飼い主さん自身も、

「何がうさをそうさせるのか、よく理解できません」

と笑っていました。

人間には同じように見える牧草でも、うさぎさんにとっては違うのかもしれません。

香り、葉と茎のバランス、食感など、うさぎさんにはうさぎさんなりの「おいしい」があるのでしょう。

食べないときほど「選択肢」を持っておく

「この牧草しか食べない」

という状態も、決して珍しくありません。

でも、もしその牧草を突然食べなくなったら?

そんなとき、飼い主さんはとても困ります。

だからこそ、元気なときから、

「この子はイタライも食べる」

「オーツヘイも少し食べる」

「この生野菜なら喜ぶ」

など、いくつかの「好き」を見つけておくことをおすすめします。

実際に、

「チモシーを食べず、オーツヘイが好きな場合、オーツヘイを主食にするのは大丈夫だと思います。ただ、オーツヘイを食べなくなった時のことを考えて、オーツヘイに他のイネ科牧草を混ぜるなどして、第2候補などを少しずつ探していくのが良いと思います」

という考え方を、うさぎ畑からもお伝えしています。

大切なのは、「何種類も無理に食べさせる」ことではありません。

食べられる選択肢を、少しずつ増やしておくことです。

「食べてくれた!」という瞬間は、飼い主さんにとって大きな喜び

食事のストレスがある一方で、うさぎさんが食べてくれたときの喜びは、本当に大きいものです。

ある飼い主さんからは、

「今まで牧草の食いつきが悪かった4ヶ月の子うさぎです。サンプルを注文したところ、凄く食べてくれたので本製品を注文しました。変わらず凄く食べてくれています」

という嬉しい声が届きました。

別の飼い主さんは、

「ものすごく食いつきがよく、あっという間に食べきってしまいました。今まであげていた牧草はほとんど食べてくれませんでした」

と教えてくださいました。

また、

「牧草嫌いだったのが、うさぎ畑さんの牧草、主にイタライを食べてくれて復活しました」

という声もあります。

飼い主さんにとって、「食べてくれた」という出来事は、単に食事量が増えたというだけではありません。

「この子、まだ食べてくれるんだ」

という安心につながることがあります。

生野菜や生牧草が「食べるきっかけ」になることも

牧草だけに目を向けなくても、うさぎさんが好きなものを探すことはできます。

例えば、こんな声がありました。

「先日購入したにんじんの葉っぱ、とても美味しいようで、普段食べない太い茎までしっかり食べていました」

また、生チモシーを初めて食べたうさぎさんからは、

「すごく喜んで食べました」

という声もあります。

もちろん、生野菜や生牧草を与える場合は、その子の体調や普段の食事とのバランスを考える必要があります。

ただ、「チモシーを食べないから、もう何もできない」と思う必要はありません。

その子が興味を持つものを探していく。

それも、食事を立て直す一つの方法です。

食事のストレスが強いときこそ、体調を最優先に

ここは、とても重要です。

「うさぎの食事のストレス」というと、好き嫌いや牧草選びの問題だと思いがちです。

しかし、うさぎの食欲が落ちてきたときには、病気や歯の問題などが隠れている場合があります。

実際に、

「最近、食欲がなかったり、ウンチが出なかったりで病院通いの日々です」

という飼い主さんもいます。

「病気により食欲が全くなく、生野菜少量のみしか口にしなくなりました」

という声もあります。

「先日、うっ滞になってしまい……」

という相談も届いています。

さらに、

「9歳のネザーランドです。チモシーをあまり食べないのでオーツヘイを食べさせています。最近食べる量が減ってしまい、うんちの量も減り、小さいうんちが多いです」

というケースもありました。

このような場合は、牧草を次々に試して様子を見るのではなく、まず動物病院に相談してください。

特に、何も食べない、うんちが極端に減る・出ない、元気がない、痛そうにしているなどの変化がある場合は、早めの受診が大切です。

飼い主さんが「食べさせなきゃ」と頑張りすぎなくていい

うさぎさんの健康を大切に思うほど、飼い主さんは頑張ります。

牧草を変える。

ペレットを変える。

野菜を試す。

生牧草を試す。

牧草を細かくする。

器を変える。

置き場所を変える。

それでも食べない。

そんな日が続くと、飼い主さん自身が疲れてしまいます。

でも、覚えておいてほしいことがあります。

「チモシーを食べないのは飼い主が悪いわけではない」

ということです。

うさぎさんには、それぞれの好みがあります。

そして、その好みは年齢や体調、歯の状態によって変わることがあります。

昨日食べたものを今日は食べないこともあります。

今まで好きだったものを突然食べなくなることもあります。

だから、「どうして食べてくれないの?」と自分を責めるより、

「この子は今、何なら食べられるんだろう?」

と考えてみてください。

うさぎさんの「食べる」を一緒に探していく

私たちが、飼い主さんから届く声を読んでいて強く感じることがあります。

うさぎさんの食事に、たった一つの正解はないということです。

チモシーが大好きな子もいます。

チモシーは食べないけれど、イタリアンライグラスなら食べる子もいます。

オーツヘイが好きな子もいます。

柔らかい牧草を好むシニアうさぎさんもいます。

生牧草なら喜ぶ子もいます。

生野菜の中に「これだけは食べる」というものがある子もいます。

だからこそ、食べないときに必要なのは、「正解を当てること」ではなく、「その子に合うものを探していくこと」なのかもしれません。

飼い主さんが一人で頑張りすぎる必要もありません。

歯や体調に問題がないかを動物病院で確認する。

そのうえで、食べられる牧草を探していく。

好きなものを知っておく。

食べられる選択肢を少しずつ増やしておく。

それだけでも、飼い主さんの不安は少し軽くなるかもしれません。

まとめ|うさぎの食事は「食べさせる」より「食べられるものを探す」

うさぎの食事で悩んでいると、

「ちゃんと牧草を食べさせなきゃ」

「チモシーを食べさせなきゃ」

と考えてしまいます。

でも、うさぎさんの「食べる」は一羽一羽違います。

特に、うさぎの食欲が落ちてきたときには、単なる好き嫌いではなく、年齢、歯の状態、体調なども考える必要があります。

まずは体調に問題がないか確認する。

そして、その子が今「食べられるもの」「食べたいもの」を探す。

チモシーだけにこだわらず、イタリアンライグラスやオーツヘイなど、他のイネ科牧草も選択肢に入れてみる。

必要に応じて、獣医師に相談しながら食事を考えていく。

そして何より、

「食べてくれないのは、自分のせいだ」

と飼い主さん自身を責めすぎないでください。

うさぎさんの食事は、毎日同じではありません。

年齢によって変わります。

体調によって変わります。

歯の状態によっても変わります。

そして、好みだって変わります。

昨日食べなかったものを、今日は食べるかもしれません。

ずっと食べなかった牧草を、突然食べ始めるかもしれません。

「この子は何なら食べられるんだろう?」

そんな気持ちで、うさぎさんと一緒に「食べる」を探してみてください。

うさぎさんの食事が、飼い主さんにとっても、うさぎさんにとっても、少しでも楽しい時間になりますように。

うさぎ畑は、そんな「食べない」「食欲が落ちてきた」という飼い主さんの悩みに寄り添いながら、うさぎさん一羽一羽の「食べる」を考えた牧草と野菜を、畑からお届けしています。

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