うさぎ牧草のオーツヘイの歴史
2021年9月9日
うさぎ用牧草のオーツヘイは、イネ科のエンバクの穂が実る前に青刈りして、乾燥させた牧草です。うさぎさんの食いつきが良く、チモシー牧草やイタリアンライグラスと並んでポピュラーなうさぎ牧草として知られています。今回は、うさぎ牧草としてのオーツヘイの歴史についてご紹介します。
オーツヘイの元になるエンバクは、中世ヨーロッパの時代からさかんに栽培されてきました。主な用途としては、馬の飼料としてです。馬の嗜好性が高く、食物繊維が多く、エネルギー量が低いことから、理想の牧草とされたようです。
その後、移動手段としての需要が馬から自動車に代わり、牧草としてのオーツヘイの栽培量は減少していきます。現在では、オーストラリアやカナダ、アメリカがオーツヘイの主な生産地となっています。
馬の飼料牧草としてのオーツヘイの歴史に比べると、うさぎ牧草のオーツヘイの流通は最近の出来事のように思えますね。これからもうさぎ牧草の豆知識をお伝えしていきます。ご期待ください!
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食いつき良い乾燥牧草をぜひ試してみませんか?