うさぎさんが好む牧草は?|チモシーを食べないときに試したい牧草

「うちの子、チモシーを食べないんです」

うさぎ畑には、こんな相談がたくさん届きます。

ペレットは食べる。

野菜も食べる。

おやつも欲しがる。

でも、牧草になると食べてくれない。

飼い主さんからすると、

「牧草は食べてほしいのに……」

と心配になりますよね。

でも、私は「チモシーを食べない=牧草が嫌い」とは限らないと思っています。

うさぎさんにも、それぞれ好みがあります。

チモシーが好きな子。

オーツヘイが好きな子。

イタリアンライグラスが好きな子。

柔らかい牧草が好きな子。

香りの強い牧草が好きな子。

同じ牧草でも、時期や状態によって食べたり食べなかったりする子もいます。

今回は、うさぎ畑に実際に届いた飼い主さんの声を紹介しながら、うさぎさんが好む牧草と、チモシーを食べないときの牧草選びについてお話しします。

イタリアンライグラスを食べるうさぎ

多くのうさぎさんが食べているのはチモシー

うさぎさんの牧草といえば、まず「チモシー」を思い浮かべる方が多いと思います。

ペットショップやホームセンターでも、チモシーはたくさん販売されています。

その理由の一つは、手に入りやすいこと。

また、子うさぎの頃からチモシーを与えられて育つうさぎさんも多く、自然とチモシーを食べ慣れている子もいます。

1番刈り、2番刈り、3番刈り。

シングルプレス、ダブルプレス。

国産、外国産。

同じチモシーでも、いろいろな種類があります。

そのため、

「チモシーなら何でも食べる」

という子もいれば、

「このチモシーは食べるけど、こっちは食べない」

という子もいます。

牧草農家をしていると、本当にうさぎさんの好みは細かいなと感じます。

「チモシーを食べない=牧草嫌い」ではありません

ここが、今回一番伝えたいことです。

チモシーを食べないからといって、

「この子は牧草が嫌いなんだ」

と決めつけないでください。

うさぎ畑に届いたInstagramのコメントには、

「チモシーは食べません。オーツヘイなら食べます」

という飼い主さんの声があります。

さらに、

「うちの子はチモシーは食べないんです。オーツヘイだけで」

という方も。

一方で、Threadsには、

「うちの子はチモシーが嫌いで食べないのでオーツヘイ与えてます」

という声もありました。

つまり、

チモシーは食べないけれど、別のイネ科牧草なら食べる

といううさぎさんは、決して珍しくありません。

だから私は、

「チモシーをどうやったら食べてくれるか」

だけではなく、

「この子は、どんな牧草なら食べるのか?」

という視点を持ってほしいと思っています。

うさぎさんに人気の牧草① オーツヘイ

チモシー以外の牧草として、まず試してほしいのがオーツヘイです。

オーツヘイは、チモシーとは違った香りや食感があります。

そのため、チモシーにあまり興味を示さないうさぎさんでも、オーツヘイには興味を持ってくれることがあります。

実際に、うさぎ畑には、

「前回オーツヘイをすぐに発送いただきありがとうございました。少しずつですが体調が戻り牧草を食べてくれるようになりました。オーツヘイは食いつきがいいので再度注文いたします」

という声が届いています。

また、

「いつも美味しい牧草をありがとうございます。とりわけ前回届けていただいたオーツヘイが青々としてパリパリの葉っぱでとても気に入り、すごい早さで完食してしまいました」

という声も。

さらに、Google口コミでは、

「乳酸菌オーツヘイが好きなので購入させていただいてます。あまりチモシーが好きではないのですが、こちらの緑のオーツヘイと一緒にあげると他も食いつきがよく自分から食べに行きます」

という飼い主さんもいました。

チモシーを食べないからといって、牧草を諦める必要はありません。

オーツヘイを入口にして、牧草を食べる習慣を作る。

そんな考え方もできます。

うさぎさんに人気の牧草② イタリアンライグラス

もう一つ、ぜひ知っておいてほしいのが、イタリアンライグラスです。

うさぎ畑では「イタライ」と呼ぶこともあります。

イタリアンライグラスもイネ科の牧草です。

チモシーとは香りや風味、葉や茎の状態などが異なるため、チモシーを食べないうさぎさんが好んで食べることがあります。

実際に、

「牧草は、いつも見向きもしませんがこちらのは硬い部分がなく少量ながらも食べています」

という声があります。

また、

「ものすごく、食い付きがよく、あっと言う間に食べきってしまいました。今まであげていた牧草は、ほとんど食べてくれません」

というレビューも。

さらに、

「牧草嫌いだったのがうさぎ畑さんの牧草、主にイタライを食べてくれて復活しました」

というGoogle口コミまで届いています。

これは、牧草農家として本当に嬉しい言葉です。

「チモシーを食べない」

という悩みから、

「イタライなら食べてくれた」

に変わる。

その一歩が、飼い主さんにとってどれだけ嬉しいことか。

レビューを読んでいても、その気持ちが伝わってきます。

4ヶ月の子うさぎが、イタライを気に入った例

イタリアンライグラスについて、もう一つ印象的な声があります。

4ヶ月の子うさぎの飼い主さんから、

「今まで牧草の食い付きが悪かった4ヶ月の子うさぎです」

というレビューが届きました。

そこで、まずサンプルを試していただいたところ、

「凄く食べてくれたので本製品を注文」

その後も、

「変わらず凄く食べてくれています」

とのことでした。

最初からたくさん買うのではなく、まず少量を試してみる。

そして、その子が食べるか確認する。

牧草の好みが分からないときには、こうした方法もおすすめです。

「イタライを混ぜたらチモシーも食べた」というケース

さらに面白いのが、牧草を混ぜている飼い主さんです。

うさぎ畑のレビューには、

「うちのしろちゃんは大好きです。少し、一番刈りのチモシーを混ぜて食べてもらってます」

という声があります。

また、別の飼い主さんからは、

「本当はもっと固いチモシーを食べてほしいのですが、全くと言っていいほど食べないので、これを他のと混ぜて与えています」

という声もありました。

そして、

「市販のチモシーとうさぎ畑のイタライを混ぜたら、日頃食べないチモシーまで食べてくれました!」

という嬉しい報告も。

もちろん、すべてのうさぎさんが同じようになるわけではありません。

混ぜたことで、どちらも食べなくなる子もいるでしょう。

その場合は無理に混ぜる必要はありません。

別々の牧草入れに入れてみる。

隣に置いてみる。

少量ずつ試してみる。

その子に合った方法を探してみてください。

牧草は「香り」で選ぶうさぎさんもいます

うさぎさんが牧草を選ぶとき、見た目だけを見ているわけではありません。

牧草には、それぞれ独特の香りがあります。

同じチモシーでも、

「袋を開けたときに香りが強い」

「青々とした香りがする」

「香りが弱い」

など、違いを感じることがあります。

うさぎ畑のレビューにも、

「色も香りも抜群のリーフイタリアンライグラスです」

という声があります。

その飼い主さんは、

「好き嫌いの多い?グルメさん?の我が家のうさは、コレ好きそうなのは想像通りでした。飛びついて食べています」

と書いてくださいました。

「グルメさん」という表現が、まさにうさぎさんらしいですよね。

飼い主さんからすると、

「なんでこれは食べるの?」

「昨日まで食べていたのに、今日は食べないの?」

と不思議になることもあります。

でも、それも含めてうさぎさんの個性なのかもしれません。

「牧草なら何でも食べる」わけではありません

うさぎ畑に届く声を見ていると、

「牧草が好き」ではなく、「この牧草が好き」

という子が多いことに気づきます。

例えば、

「普通のチモシーは食べない」

「オーツヘイなら食べる」

「イタライなら食べる」

「柔らかい牧草なら食べる」

「葉っぱは食べるけど茎は食べない」

というように、本当に細かく好みがあります。

さらに、

「去年のものはいまいちだったけれど、今年のイタライは固い茎までポリポリ食べています」

という飼い主さんもいました。

同じ「イタリアンライグラス」でも、収穫時期や状態などによって、うさぎさんの反応が変わることがあります。

だからこそ、

「前は食べなかったから、この牧草は嫌い」

と一度で判断しすぎないことも大切です。

牧草の「種類」を増やすことも大切

私は、飼い主さんにできれば、

「うちの子が食べる牧草を一種類だけにしない」

こともおすすめしたいと思っています。

もちろん、何種類も食べさせなければいけないという意味ではありません。

でも、例えば、

チモシー。

イタリアンライグラス。

オーツヘイ。

ウィートヘイ。

など、複数の候補を知っておく。

すると、

「いつもの牧草を食べなくなった」

というときに、次の選択肢があります。

実際にInstagramでも、

「チモシーを食べず、オーツヘイが好き」

という相談に対して、

「オーツヘイに他のイネ科牧草を混ぜるなどして、第2候補などを少しずつ探していくのが良い」

というアドバイスをしています。

「第2候補がある」ということは、飼い主さんにとっても安心材料になります。

「チモシーを食べない」とき、どうすればいい?

では、今まさに、

「うちの子がチモシーを食べない」

と悩んでいる場合。

私は、次の順番で試してみることをおすすめします。

まずはチモシーの種類を変えてみる

同じチモシーでも、1番刈り、2番刈り、3番刈りなどがあります。

硬さや葉の割合なども違います。

「チモシー全部が嫌い」と決めつける前に、別のタイプを試してみましょう。

それでも食べなければ、オーツヘイを試す

オーツヘイはチモシーとは違った香りや食感があります。

「チモシーは食べないけれど、オーツヘイなら食べる」

という子もいます。

イタリアンライグラスも試してみる

特に「香りの強い牧草を好む子」なら、イタリアンライグラスが選択肢になることがあります。

実際にうさぎ畑には、

「チモシーは食べないけど、イタリアンライグラスは食べる」

という声がたくさん届いています。

少量のサンプルから試してみる

いきなり大袋を購入して、

「全然食べなかった……」

となると、飼い主さんもつらいですよね。

最初は少量から。

その子が食べるかを確認してから、本格的に購入する。

これなら、牧草探しの負担も少し減らせます。

高齢になって牧草の好みが変わることもあります

牧草の好みは、ずっと同じとは限りません。

若い頃はチモシーを食べていたのに、年齢を重ねてからオーツヘイを好むようになった。

イタライなら食べるようになった。

柔らかい牧草を選ぶようになった。

そんな変化もあります。

実際にTikTokには、

「うちは若い時は時々オーツヘイを食べてましたが、介護してからは特にオーツヘイ一択でした」

という飼い主さんの声が届いています。

高齢になって牧草を食べる量が減った場合は、「好き嫌い」と決めつけず、歯や体調の変化がないかも確認してください。

急に食べなくなった、牧草だけでなくペレットや野菜も食べない、ウンチが減ったなどの変化がある場合は、動物病院に相談することが大切です。

「食べる牧草」を見つけることは、甘やかしではありません

「チモシーを食べないから、チモシーを食べるまで他の牧草を与えない」

という考え方をする必要はありません。

うさぎさんが食べる牧草を探してあげる。

それは甘やかすことではなく、

「この子が食べられるものを見つける」

ということだと思っています。

もちろん、牧草は主食として大切です。

だからこそ、

「牧草を食べないなら、どうすれば食べてくれるか」

を考えていきたい。

チモシーだけにこだわらず、

「牧草」という大きなくくりで考える。

これだけでも、牧草選びの選択肢は大きく広がります。

「うちの子が好きな牧草」を知っておこう

私は、飼い主さんに一つおすすめしたいことがあります。

それは、

「うちの子が好きな牧草を知っておくこと」

です。

チモシーが好き。

イタライが好き。

オーツヘイが好き。

柔らかい牧草が好き。

葉が多い牧草が好き。

香りの強い牧草が好き。

こうした「好み」を知っていると、牧草を食べなくなったときにも対応しやすくなります。

例えば、

「今までチモシーを食べていたけど、今日は食べない」

そんなとき、

「じゃあ、好きだったオーツヘイを少し出してみよう」

という判断ができます。

もしそれでも何も食べないなら、

「好き嫌いではなく、体調に問題があるのかもしれない」

と気づくきっかけにもなります。

まとめ|うさぎさんが好む牧草は、その子によって違います

うさぎさんの牧草といえば、チモシー。

これは間違いではありません。

チモシーは手に入りやすく、子うさぎの頃から食べ慣れている子も多い牧草です。

でも、

すべてのうさぎさんがチモシーを好きとは限りません。

チモシーを食べないなら、

オーツヘイ。

イタリアンライグラス。

ウィートヘイ。

その他のイネ科牧草。

いろいろな選択肢があります。

実際にうさぎ畑には、

「チモシーは食べないけど、オーツヘイなら食べる」

「イタライなら喜んで食べる」

「イタライを混ぜたらチモシーも食べた」

「今までの牧草はほとんど食べなかったのに、こちらの牧草はよく食べる」

という飼い主さんの声が届いています。

だから、

「チモシーを食べない=牧草嫌い」

とは限りません。

もしかしたら、

「まだ、その子が好きな牧草に出会っていない」

だけかもしれません。

牧草は毎日の食事だからこそ、食べてくれるものを探すことが大切です。

まずは少量から。

チモシーを変えてみる。

オーツヘイを試してみる。

イタリアンライグラスを試してみる。

そして、その子の反応を見てみる。

袋を開けた瞬間に鼻を近づける。

牧草を見たら走ってくる。

夢中になってモグモグ食べる。

そんな牧草が見つかったら、それは飼い主さんにとっても、とても嬉しい瞬間だと思います。

うさぎ畑は、

「チモシーを食べない子にも、食べられる牧草を見つけてほしい」

という思いで、いろいろなイネ科牧草を育てています。

チモシーだけにこだわらなくて大丈夫です。

「うちの子が好きな牧草は何だろう?」

そんなところから、牧草探しを始めてみてください。

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