チモシーとイタリアンライグラスの違いは?うさぎが食べないときの牧草選び

「うちの子、チモシーを食べてくれない……」

うさぎさんと暮らしていると、こんなお悩みを一度は経験するのではないでしょうか。

牧草を食べてほしいと思って、いろいろなチモシーを試してみても食べない。

そんなときに、ぜひ知っておいてほしい牧草が**イタリアンライグラス(イタライ)**です。

チモシーとイタリアンライグラスは、どちらもイネ科の牧草。

「どちらが優れているの?」と思われるかもしれませんが、大切なのは、その子がしっかり食べてくれる牧草を見つけることです。

今回は、チモシーとイタリアンライグラスの違いと、実際にうさぎ畑へ届いた飼い主さんの声を交えながら、牧草選びについてお話しします。

イタリアンライグラス牧草を食べるうさぎ

チモシーとイタリアンライグラスはどちらも主食にできる牧草

チモシーもイタリアンライグラスも、イネ科の牧草です。

どちらも、うさぎさんの主食となる牧草として利用できます。

牧草は、うさぎさんにとって単なる「おやつ」ではありません。

毎日の食事として牧草をしっかり食べることは、繊維を摂ることだけでなく、歯を使って食べることや、お腹を動かすことにもつながります。

そのため、

「チモシーを食べないから、牧草を食べなくても仕方ない」

と考えるのではなく、

「チモシー以外なら食べてくれる牧草はないかな?」

と探してみることが大切です。

チモシーとイタリアンライグラスの違い

チモシーとイタリアンライグラスは、どちらもイネ科牧草ですが、見た目や食感、香り、硬さなどに違いがあります。

チモシー

チモシーは、うさぎさんの牧草として非常に一般的な牧草です。

ペットショップやホームセンターなどでも手に入りやすく、牧草選びをするときに、まずチモシーから試す方も多いでしょう。

特に一番刈りチモシーは、しっかりした茎が特徴です。

一方で、

「硬い茎を残してしまう」
「チモシーをほとんど食べない」
「以前は食べていたのに、年齢とともに食べなくなった」

というご相談も少なくありません。

イタリアンライグラス

イタリアンライグラスは、チモシーと同じイネ科の牧草です。

うさぎ畑に届く声では、イタリアンライグラスを「柔らかくて食べやすい」「香りがよくて食いつきがいい」と感じている飼い主さんが多くいらっしゃいます。

もちろん、すべてのうさぎさんがイタリアンライグラスを好きになるわけではありません。

牧草の好みは、うさぎさんによって本当にさまざまです。

だからこそ、チモシーを食べない子には、イタリアンライグラスを試してみる価値があります。

「チモシーは食べないのに、イタライは食べた」という声

実際に、うさぎ畑にはこんな声が届いています。

「今まで牧草の食い付きが悪かった4ヶ月の子うさぎです。はじめはサンプルを注文させて頂き、凄く食べてくれたので本製品を注文しました。」

牧草があまり好きではなかった子が、イタリアンライグラスをきっかけに食べるようになったというケースです。

また、別の飼い主さんからは、

「3羽ともチモシーあまり食べてくれない子達ですが、3羽とも喜んで食べてくれました!」

という声もありました。

「チモシーを食べない=牧草嫌い」

とは限りません。

もしかすると、その子が苦手なのは「牧草」ではなく、その牧草の硬さや食感、香り、太さなのかもしれません。

シニアうさぎさんの牧草選びにも

年齢を重ねると、以前は喜んで食べていた牧草を残すようになることがあります。

実際にうさぎ畑にも、11歳になるうさぎさんについて、

「2年前から、やわらかチモシー、アルファルファ、オーツヘイなど試してきましたが、季節の変わり目などは、ほとんど食べなくなり……」

というご相談がありました。

その後、うさぎ畑のイタリアンライグラスを試したところ、市販のチモシーと混ぜることで、普段食べなかったチモシーまで食べるようになったそうです。

飼い主さんからは、

「市販のチモシーとうさぎ畑のイタライを混ぜたら、日頃食べないチモシーまで食べてくれました!ほんとにうれしかった!」

という嬉しい声をいただきました。

シニアになったからといって、必ずしも「この牧草しか食べられない」ということではありません。

年齢や口の状態、食べる力などによって、牧草の好みが変わることもあります。

「昔は一番刈りチモシーを食べていたのに、最近食べなくなった」

という場合も、柔らかめの牧草やイタリアンライグラスなど、別の選択肢を試してみてください。

「チモシーを食べない」なら、イタライを混ぜる方法も

いきなり全部をイタリアンライグラスに変えるのではなく、今食べているチモシーに少しずつ混ぜる方法もあります。

実際に、

「イタリアンライグラスをチモシーに混ぜています」

という飼い主さんは少なくありません。

また、

「イタリアンライグラスやオーツヘイが好きなのでチモシーに混ぜています」

という声もあります。

好きな牧草を入口にして、ほかの牧草にも興味を持ってもらう。

そんな考え方もできます。

最初は、

チモシー+イタリアンライグラス

のように、食べてくれる牧草を組み合わせてみるのも一つの方法です。

不正咬合などで牧草を食べにくい場合は?

牧草を食べない理由は、「好き嫌い」だけとは限りません。

歯のトラブルなどによって、硬い牧草を食べにくくなっている場合もあります。

うさぎ畑には、

「不正咬合で牧草を食べたがりません。獣医さんから、少しでも食べるようにすることが必要と言われ、こちらを試してみたら、最初今までになかった食いつきを示しました。」

という声も届いています。

また、

「不正咬合で牧草を全然食べてくれないのですが、うさぎ畑さんのは喜んで食べてくれます。特にイタライが大好きです。」

という飼い主さんもいらっしゃいます。

ただし、歯の病気や不正咬合がある場合、牧草を食べない原因を「好き嫌い」と決めつけるのは危険です。

食べる量が急に減った、うんちが小さくなった、食べたそうなのに食べられないなどの変化がある場合は、早めに動物病院へ相談してください。

「チモシーでなければダメ」と思いすぎない

牧草選びで、飼い主さんが一番苦しくなってしまうのが、

「チモシーを食べさせなければ」

と頑張りすぎてしまうことです。

もちろんチモシーは、とても身近で優れた牧草です。

でも、うさぎさんにはそれぞれ好みがあります。

うさぎ畑のInstagramにも、11歳のうさぎさんについて、

「数年前からチモシーを全く食べていません。現在は麦とイタライを混ぜています。」

という飼い主さんからの声が届いています。

そして、こんな言葉もありました。

「チモシーでなければならない、と思いすぎないことも大事な気がします。」

これは、牧草選びで悩んでいる飼い主さんに、ぜひ知っていただきたい考え方です。

もちろん、うさぎさんの体調や年齢、歯の状態などによって適した食事は異なります。

それでも、「チモシーを食べないからダメな子」と考える必要はありません。

まずは、その子が食べてくれる牧草を探すこと。

それが牧草不足を防ぐための大切な一歩になることがあります。

チモシーを食べないうさぎさんへ。試してほしい牧草選び

チモシーを食べないときは、次のような順番で試してみてください。

  1. 今食べているチモシーの種類や刈り取り時期を変えてみる
  2. 柔らかめのチモシーを試してみる
  3. イタリアンライグラスを試してみる
  4. オーツヘイなど、別のイネ科牧草を試してみる
  5. 好きな牧草とチモシーを混ぜてみる
  6. 香りや状態の違う牧草を少量ずつ食べ比べてみる

そして、何より大切なのは、「食べてくれた」という小さな変化を見逃さないことです。

「昨日より少し食べた」
「今まで見向きもしなかった牧草を口にした」
「好きな牧草なら自分から食べに来た」

そんな変化も、牧草選びでは大切なヒントになります。

チモシーとイタリアンライグラス、どちらを選べばいい?

結論として、チモシーとイタリアンライグラスのどちらが「正解」ということではありません。

一番大切なのは、その子がしっかり食べてくれること。

まずはチモシーを試してみる。

食べてくれれば、そのまま主食の牧草として続ける。

もしチモシーをほとんど食べないのであれば、イタリアンライグラスなど、別の牧草を試してみる。

それでも食べない場合は、さらに別の種類を探してみる。

うさぎさんによっては、何種類試してもなかなか食べてくれないこともあります。

だからこそ、牧草は「これ一種類だけ」と決めつけず、その子の好みを探していくことが大切です。

うさぎ畑では、これまでたくさんの「牧草を食べない」というご相談をいただいてきました。

そのたびに感じるのは、

うさぎさんは、本当に一羽一羽、好きな牧草が違う

ということです。

チモシーを食べない。

でも、イタリアンライグラスなら食べる。

そんな子もいます。

「うちの子は牧草嫌いなんだ」と諦める前に、ぜひ一度、イタリアンライグラスを選択肢に入れてみてください。

その一口が、牧草を食べるきっかけになるかもしれません。

うさぎ畑オジマから

牧草選びで一番うれしいのは、

「うちの子が食べてくれました!」

という飼い主さんからの声です。

牧草を食べないことで悩んでいる飼い主さんは、決して少なくありません。

だからこそ、チモシーだけにこだわらず、イタリアンライグラスなども含めて、その子が喜んで食べてくれる牧草を一緒に探していきましょう。

「食べない」を「食べてくれた」に変える。

それが、うさぎ畑が牧草を作り続けている理由です。

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