うさぎさんが牧草を食べるために水飲みはとても大切|飲水量の目安と水を飲むタイミングを専門農家が解説

「うちの子、水をあまり飲まないけど大丈夫?」

「最近、水を飲む量が増えた気がする。」

「牧草を食べないのは、水と関係があるのでしょうか?」

うさぎさんと暮らしていると、水について気になる場面は意外と多いですよね。

こんにちは。高知県・仁淀川流域で、うさぎ専用の牧草や野菜を育てている、うさぎ専門農家のオジマです。

私は毎日、牧草を食べない子や食欲不振に悩む飼い主さんからご相談をいただいています。その中で感じるのは、「牧草」と「水」は切っても切れない関係だということです。

実際に届くご相談には、

「もっと沢山牧草を食べてほしいです。」

「急に牧草を食べなくなりました。困っています。」

「お迎えした時からチモシーを食べなくて、一体何を与えればいいのか悩んでいます。」

このような切実なお声が数多くあります。

牧草を食べる量が減ると、水を飲む量も減ることがあります。逆に、水を飲みにくい環境では牧草を食べ進められない子もいます。

つまり、水と牧草はお互いを支え合う関係なのです。

今回は、うさぎ専門農家の視点から、

  • うさぎさんはどれくらい水を飲めばよいのか
  • なぜ牧草を食べると水が必要になるのか
  • 水を飲むタイミング

について詳しくお話しします。

水を飲むうさぎ

うさぎさんの飲み水の量

「うちの子は水を飲みすぎ?」

反対に、

「ほとんど飲んでいないように見える…」

そんな不安を感じたことはありませんか?

一般的には、うさぎさんは1日に体重の約10%程度の水を飲むといわれています。

例えば、

  • 1kgなら約100ml
  • 2kgなら約200ml
  • 2.5kgなら約250ml

あくまで目安ですが、このくらいが一つの基準になります。

ただし、この数字だけで心配しすぎる必要はありません。

気温や湿度、年齢、運動量、食べている牧草の量、生野菜を食べているかどうかによって、水を飲む量は大きく変わるからです。

ちなみに、我が家のうさぎは牧草をよく食べる時期になると、500mlの給水ボトルが1~2日で空になることもあります。

「よく水を飲むなあ」と思って観察していると、

牧草を食べる

水を飲む

また牧草を食べる

また水を飲む

この繰り返しをしていました。

つまり、牧草をしっかり食べている子ほど、水も自然とよく飲む傾向があります。

反対に、最近水を飲む量が減ったと感じたら、「牧草を食べる量も減っていないかな?」と一緒に確認してみることをおすすめします。


どんな時にうさぎさんが水を飲むか?

一度、乾燥した牧草を少し触ってみてください。

とても乾いていて、サラサラしていますよね。

この乾燥した牧草をたくさん噛むと、口の中の水分が少しずつ奪われます。

人でも、干した魚やビーフジャーキーなど乾いた食べ物を食べると、自然と水が飲みたくなる経験があると思います。

うさぎさんも同じです。

しかも、うさぎさんは体の大きさから考えると驚くほど大量の牧草を食べる動物です。

そのため、牧草を食べれば食べるほど、水を欲しくなるのはとても自然なことなのです。

実際、飼い主さんからもこんな声をいただいています。

「私は一日食べないと病院に連れて行きます…。脱水がとにかく心配なので。」

食欲が落ちると、牧草だけでなく飲水量も減りやすくなります。

だからこそ、「今日は水を飲んでいるかな?」という視点で観察することも、とても大切です。

一方で、嬉しいご報告もいただいています。

「以前こちらでウィートヘイを買わせていただいたのですが、牧草を食べなかったうちのウサちゃんが毎日食べるようになりました。」

牧草をしっかり食べ始めると、水を飲むリズムも整いやすくなります。

また、こんなお悩みも少なくありません。

「チモシーは食べません。オーツヘイなら食べます。」

「うちの子はチモシーは食べないんです。オーツヘイだけで。」

どんな牧草でもいいわけではなく、その子が「食べたい」と思える牧草に出会えるかどうかが、水分摂取にも大きく影響してきます。

私たち専門農家は、「水を飲ませよう」と考えるだけではなく、「まず牧草をしっかり食べてもらうこと」が飲水量を増やす近道だと考えています。

新鮮で香りの良い牧草を食べる。

すると自然に喉が渇く。

水を飲む。

そしてまた牧草を食べる。

この良いサイクルができることが、健康な腸の動きや毎日の元気につながっていくのです。

ですから、牧草を補充するときには、新鮮なお水もしっかり交換してあげてください。

牧草と新鮮な水。この2つは、いつもセットで考えてあげることが、うさぎさんの健康を守る第一歩になります。


あまり水を飲もうとしないうさぎさんには?|今日からできる飲水量アップの工夫

「うちの子、水をほとんど飲まないんです。」

これは、うさぎ畑にも本当によく寄せられるご相談です。

実際に飼い主さんからは、

「全く牧草食べず泣きたくなります…。うんちも小さくなります。」

「体調を崩してからチモシーを食べなくなりました。」

「もっと牧草を食べてほしいです。」

という切実なお声をたくさんいただいています。

もちろん、水を飲む量には個体差がありますので、「飲む量が少ない=病気」とは限りません。

しかし、牧草を食べる量が減り、水も飲まなくなるという状態は、胃腸の動きが低下するきっかけになることもあります。

だからこそ、「どうすれば自然に水を飲める環境を作れるか」を考えてあげることが大切です。


ボトルとお皿、どちらが飲みやすい?

給水器には大きく分けて、

・給水ボトル
・お皿(ボウル)

の2種類があります。

ボトルから飲むのが得意な子もいれば、お皿からしか飲まない子もいます。

「ずっとボトルだから」

「昔からお皿だから」

と決めつけず、一度もう一方も試してみることをおすすめします。

実際、お皿に替えた途端に飲水量が増えたという子もいます。

もちろん逆のケースもありますので、その子に合った方法を見つけてあげてください。


水は毎日新鮮なものに

意外と見落としがちなのが、水の鮮度です。

人でも、何時間も置いてあった水より、新しく入れた水の方がおいしく感じますよね。

うさぎさんも同じです。

毎日新しい水に交換し、夏場は特に汚れやぬめりがないか確認しましょう。

給水ボトルの飲み口も、定期的にブラシなどで掃除してあげると安心です。


水分を含む野菜も上手に活用

牧草がなかなか食べられない時には、水分を含む野菜を取り入れるのも一つの方法です。

例えば、

・にんじん葉
・大根葉
・葉付きラディッシュ
・キャベツ(少量)
・サニーレタス

などは、水分補給の助けになります。

うさぎ畑でも、生のにんじん葉を楽しみに待ってくださる飼い主さんが多く、

「牧草は食べないのに、生にんじん葉だけは勢いよく食べました。」

という嬉しいご報告をいただくことがあります。

もちろん、野菜だけで十分な繊維質を補うことはできません。

あくまでも、「牧草を食べるきっかけづくり」と考えていただくのがおすすめです。


夏は飲水量が増えることも

暑い時期になると、

「最近、水をよく飲むようになりました。」

というご相談も増えます。

気温が高くなれば、水分を多く必要とするのは自然なことです。

一方で、

・食欲が落ちている
・うんちが小さい
・元気がない

といった症状も一緒に見られる場合は、「暑いからかな」と決めつけず、早めにかかりつけの動物病院へ相談してください。

飲水量だけでなく、牧草の食べる量や排泄の様子を合わせて観察することが大切です。


牧草を食べる子は、自然と水も飲む

これまでたくさんのうさぎさんを見てきて感じるのは、「牧草をしっかり食べる子は、水もしっかり飲む」ということです。

実際に、

「牧草を食べなかったうちのウサちゃんが毎日食べるようになりました。」

「おかげさまで、美味しいオーツヘイを食べさせてあげることができます。」

という嬉しいご報告をいただくたびに、牧草の大切さを改めて実感します。

反対に、

「どのチモシーを買っても食べません。」

「何種類も試しましたが食べてくれません。」

というお悩みも少なくありません。

そんな時は、「この子は牧草嫌いなんだ」と諦めるのではなく、香りや柔らかさ、種類を変えてみることで、食べてくれる牧草に出会える可能性があります。


まとめ

水を飲むことは、うさぎさんの健康を支える大切な習慣です。

そして、その水を自然に飲みたくなる一番の理由は、「牧草をしっかり食べること」。

私たちうさぎ畑では、「どうすればもっと牧草を食べてくれるだろう」をいつも考えながら、香りや柔らかさにこだわった牧草づくりを続けています。

もし、

「最近、牧草を食べる量が減った。」

「水をあまり飲まなくて心配。」

「何種類試しても食べてくれない。」

そんなお悩みがありましたら、一人で抱え込まず、ぜひお気軽にご相談ください。

うさぎさんの年齢や性格、これまで食べてきた牧草などを伺いながら、その子に合った牧草選びを一緒に考えさせていただきます。

大切な家族であるうさぎさんが、今日もおいしく牧草を食べ、おいしくお水を飲み、元気に過ごせる毎日を心から願っています。

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