うさぎさんが牧草を残すのはなぜ?

人間であれば、お皿に盛りつけたごはんを残さず食べることは普通のことなのですが、野生のうさぎさんが暮らす自然界では、全部残らずに食べてしまうという行動は普段取りません。

理由としては、植物はどこの地面にでも生えているものなので、食べつくすということはないこと。(山火事などで焼け野原になった場合は別ですが)

2つ目に、うさぎさんは肉食動物に捕食される立場であり、常に危険から逃れながら食事しないといけないからです。のんびりと食事を楽しむという意識はもともと持っていないのでしょう。

常に逃げながら居場所を変え、少しずつ植物を摂取するということを繰り返すという習性と言いましょうか。

ですので、牧草入れを空にするまで一気に食べてしまうという行動はとりませんが、時間を置いて牧草を少しずつ食べていくのです。

その繰り返しの積み重ねで、半日とか、1日単位で見ると、牧草を摂取する量はかなりのものになります。