未開封のうさぎ牧草が劣化してしまう理由とは。

うさぎ用牧草は、厚いビニールフィルムの袋に梱包されており、開封しなければ賞味期限が何年も持つものもあります。うさぎさんに与える牧草が長く日持ちするのは、飼い主さんにとってとてもうれしいことですが、未開封であっても中身の牧草の状態が変化してしまうことがあります。

それは、牧草の変色や香りを失うこと、さらに匂いの変化が挙げられます。この中で注意すべきは匂いの変化であり、もし開封して酸っぱいような匂いがする場合は、酸化して劣化している可能性があります。うさぎさんがその牧草を食べてお腹をこわすことはないとは思いますが、食いつきが悪くなっているかもしれません。

うさぎ牧草が未開封なのにそうなってしまう理由は、厚いビニールフィルムに包まれているとはいえ、外気をすべて遮断しているわけでないからです。もし直射日光が当たる場所や冷暗所でないところにうさぎ牧草を置いている場合、特に蒸し暑い季節は微量な湿気を吸っているかもしれません。うさぎ牧草の賞味期限が長いからと言って、長期間置いておくよりも、うさぎさんに早めに与えていただきたいのはこの理由からです。