乾燥牧草と生牧草の違いとは?

この2つの違いは意外と知られていないことかもしれません。同じ牧草という言葉が入るので、同じようなものかな?と捉えている飼い主さんがいらっしゃるかもしれないので、ここで解説しておきます。

うさぎさんの乾燥牧草は食事の中での主食の位置づけであり、24時間常に食べ続ける食べ物です。別名、干し草とも呼ばれますが、水分量を乾燥工程で抜いて、長期保存できるようにしてあります。

一方、生牧草は畑で刈り取り後、すぐに与える牧草のことで、生草とも呼ばれます。みずみずしい香りと食感でうさぎさんの食いつきは抜群なのですが、水分が多いため、食べ過ぎると下痢の原因になってしまうので、おやつという位置づけで適度に適量を与えることが大切です。

乾燥牧草は主食、生牧草はおやつという捉え方をしていただくのがよろしいかと思います。また、生牧草は食べやすさを優先することから、茎が少ない若葉を用いることが多いようです。もともとは同じ種類の草なのですが、与え方によって名称も状態も変わってくるのです。