うさぎ牧草の緑色と茶色では、色の違いで食いつきに差がありますか?

うさぎ用牧草の色は、乾燥工程の方法で違いが生まれます。畑でうさぎ牧草を刈り取り、太陽の光を当てて天日干しした場合は、乾燥よりも酵素による葉緑素の消失スピードが早いため、緑色が抜けて茶色に近い色になります。一方、乾燥機などを使用して、短時間で乾燥させたうさぎ牧草は、酵素が働くための水分を急激に蒸発させているため、葉緑素が消失しにくい結果になり、緑色が濃い状態が乾燥後も残ることになります。

私の経験では、牧草の色の違いでうさぎさんの食いつきに差が出るようなことはないと考えています。うさぎさんの食いつきに差が出る場合は、うさぎ牧草の色よりも香りに関係していると思っています。乾燥状態がパリッと香り良く続き、うさぎ牧草を手に取ったときに独特の良いにおいがしているものがうさぎさんは勢いよく食べてくれます。

ですので、うさぎ牧草の良しあしを見た目だけで判断せず、中の香りがどのような状態かを大切にしていただきたいと思います。ただ、香りの状態はうさぎ牧草を購入し、袋を開けるまで分かりませんので、試供品サンプルをもらって食いつきを試す方法がおすすめです。