うさぎ牧草の消化性繊維と不消化性繊維とは?

うさぎ牧草には、多くの食物繊維が含まれています。その食物繊維は、大きく消化性繊維と不消化性繊維に分かれます。

消化性繊維とは、うささんの盲腸で発酵利用できる食物繊維のことで、腸内細菌で発酵させ、アミノ酸やビタミン類などの有用物質を作り出し、盲腸糞として一旦体外に排出してから食糞行動を取ることで摂取利用しています。

では不消化繊維の役割はどんなものでしょうか?不消化繊維には、うさぎさんの胃腸の運動を活発にして、正常な胃腸活動の低下を抑制する働きがあります。胃腸の動きが低下すると、うっ滞を引き起こす原因となり、食欲がなくなったりしてしまいます。

また、不消化繊維の欠乏は、うさぎさんの自発的な食事を抑制してしまうと言われており、盲腸便に対する食欲も少なくなってしまいます。

いかがでしたか?消化性繊維と不消化繊維は、役割こそ違いますが、大事な働きとしていることがお分かりになったと思います。うさぎさんにとって大切な主食の牧草について、これからもお伝えしていきます。