うさぎ牧草の寒地型と暖地型をご紹介します。

うさぎさんが食べるイネ科牧草に、寒地型と暖地型があるのをご存じでしょうか?栽培地の気候によって、大きく2つの種類に分けられます。

寒地型は、寒い気候が栽培に適したタイプのうさぎ牧草です。チモシー、イタリアンライグラス、オーチャードグラス、オーツヘイなどがこれに含まれます。寒さに強い特性を持っていますので、寒い冬に越して生育できます。逆に暑さが苦手なので、気温が高い季節は夏枯れを起こしてしまう可能性があり、夏を避けて栽培されることが多いです。

暖地型は、暖かい地域の栽培に適したうさぎ牧草です。ローズグラス、夏イタリアン、ミレット、ライスグラスなどが挙げられます。気温が低い時期には生育できず枯れてしまうため、春に種をまき、夏に大きく育ち、秋には刈り取る栽培方法が採られています。

世界的な牧草栽培地に寒冷な気候が多いためか、一般的に流通しているうさぎ牧草は、寒地型がほとんどです。うさぎ畑では暖地型牧草も積極的に栽培して、うさぎさんと飼い主さんにご紹介していくつもりです。