うさぎさんが食欲不振で牧草を食べない場合は、どうしたらよいですか?

Q.うさぎさんが牧草を食べてくれないので困っています。食べてもらう方法はありますか?

A.うさぎさんの食の好みは、幼い頃からの食生活や、現在の体調などに大きく影響されています。

「頑固」だと表現されるほどのうさぎさんの食の傾向を、すぐに改善するのは難しいかもしれません。

ただ、少しでも良い方向に持っていくために、以下の方法を試してもらえればと思います。

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他の牧草を混ぜる

チモシーだけ与えるのではなく、他の品種、イタリアンライグラスやオーツヘイ、オーチャードグラス、ウィートヘイ、スーダングラスなども混ぜてみてはどうでしょうか。

マメ科牧草のアルファルファは栄養が高いため、多く食べるのはおすすめしませんが、少しであれば、風味も良く、食いつきもよいので、混ぜて与えると良いと思います。

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柔らかい牧草を試してみる

牧草を食べやすそうな柔らかいものに変えてみてはどうでしょうか。

一番刈りよりも二番刈りや三番刈りの方が太い茎が少なく、歯への負担も大きくありません。

うさぎさんの飼い主である私の経験では、ケージ越しに牧草をうさぎさんの口元に持っていく場合、茎よりも、チモシーの穂ややわらかい葉の方が食べてくれる場合が多いです。

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香りが飛ばないように注意する

袋から出して時間がたつと、牧草の香りが飛んでなくなってしまいます。

それは、牧草内部の香りの成分が空気中に放出されるためです。

そうすると、うさぎさんの食いつきが悪くなります。食べる分だけ少しずつ与えてください。

時間が立って香りが弱くなった牧草は、ハサミで細かく切ると切り口が香ってうさぎさんの興味を引ける場合があります。軽くたたくか、電子レンジで軽く温めるのも良いでしょう。

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少量のペレットの後に牧草を食べてもらう

食事の最初にペレットをごく少量だけ与え、それを食べた勢いで牧草を食べるように仕向ける。

これがうまくいく理由は、うさぎさんが平常のモードから、食事モードに切り替わっているためです。

ペレットのすぐ近くに香りの良い牧草を置いてみてくださいね。

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牧草の置き場所を変えてみる

牧草を普段と違う場所に置いてみるのはいかがでしょうか。

例えば、ボール状の入れ物に牧草を入れて、ケージの中に吊るしてみると、うさぎさんの興味を引くかもしれません。

うさぎさんは動くものに反応しやすいですし、遊ぶ感覚で牧草入れを触ってみるかもしれません。

また、うさぎさんがたくさんの時間を過ごす場所に牧草を置いてみるのも、注意を引ける可能性があります。

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体調不良を疑ってみる

牧草を食べない理由が体調のせいだとしたら、体の具合をよくすることが優先になります。

うさぎさんの状態をよく観察し、自宅で対応することが難しいようだと、早めに獣医師さんに相談してください。

まとめ

たくさんの量の牧草を食べさせるのは簡単でないと思いますが、乾燥牧草は大切なうさぎさんの主食。

牧草をしっかり食べるうさぎさんは、健康で長生きしているというお話をよく聞きます。

うさぎさんの健康のため、いろいろな方法を試してみてくださいね。