うさぎさんの食いつきが良い牧草とは?

牧草は仕方なく食べている?

うさぎさんが牧草をあまり食べてくれないという悩みを抱えている飼い主さんはとても多いです。

そもそもうさぎさんはおやつやペレットに比べて美味しくない牧草は本当は食べたくありません。

仕方なく食べているというのが正直なところです。

食いつき良い牧草とは?

ではそんなうさぎさんの食いつきが良い牧草とはどんなものでしょうか?

うさぎさんの個体ごとの好みは、イタリアンライグラスやオーツヘイなど、牧草の品種に分けられるという認識が一般的ですが、うさぎさんの飼い主さんでもある私はそれがすべてだとは思いません。

今まで食べた乾燥イタリアンライグラスは食べなかったが、うさぎ畑のイタリアンライグラスは驚くほど良く食べるというお声を聞きますし、実際に香り良いイタリアンライグラス牧草は必至でうさぎさんは食べるからです。

 ↑ うさぎ畑の乾燥イタリアンライグラスを一生懸命に食べるうさぎのニッキー。

製造方法の特徴

うさぎさんの食いつきが良い牧草には、製造方法に特徴があります。

ひとつは、収穫時に若刈りしていること。

成長が進み、出穂期に近づくと、うさぎさんの好きではない茎が多くなります。

茎の部分は香りが少なく、食感が硬いので、うさぎさんの好みに合いにくいのです。

細い葉が多く含まれる牧草の方が食いつきが良い傾向があります。

もう一つは、刈り取り後、即座に機械乾燥しているかどうかです。

アメリカ産やカナダ産などの天日干しの牧草だと、香りや匂いが乾燥の過程で抜けていくため、どうしても食いつきが落ちてしまいます。

短時間でパリッと乾燥させた牧草は、お茶のような香ばしい匂いが持続して、うさぎさんが喜んで食べてくれるのです。