うさぎ牧草の色の違いはなぜ生まれる?

うさぎ用牧草は、濃い緑色のものや、うすい緑色、茶色のものまで、同じ草種でも色の違いがあります。この色の違いはなぜ生まれるのでしょうか?

その2つの理由の一つ目は、刈り取り時点の畑での葉の色が違うからです。一般的には穂が出る直前(出穂前)に刈り取るケースが多いのですが、出穂前よりも若葉の段階の方が葉の緑色は濃くなっています。若葉の頃に刈り取りを行ったうさぎ牧草は濃い目の緑色を残しています。

二つ目の理由は、刈り取ってから乾燥終了までの時間の差です。天日干しすると低コストで乾燥できますが、乾燥が終わるまでに日光に当たり退色してしまうため、牧草は緑色を失いがちです。機械乾燥の方法で短時間で乾燥を終えるうさぎ牧草は緑色が鮮明に残り、品質が高いものが製造できます。

2つの理由のうち、二つ目の乾燥時間が牧草の色に与える影響が大きいです。ただ、機械乾燥は大量生産に向かず、価格も高めに設定されています。