生牧草が余ってしまったら、セミドライ牧草がおすすめです。

うさぎさんの食いつき最高な生牧草。うさぎさんの体調不良の時やご褒美として与えたい時などに重宝します。ただ、うさぎ用生牧草は新鮮さが大切なので、日持ちしないのが難点。

もしうさぎ用生牧草をたくさん買ったけど、うさぎさんにあげる量よりも多くて余ってしまった場合は、自宅で干して少し乾燥させるセミドライ牧草がおすすめです。ここで言うセミドライとは、牧草の外側表面の水分は蒸発して、しなっとしているが、内部の水分は残っている状態のことです。半生(はんなま)とも言います。完全には乾いていないので、カラッとしていませんし、パリッともしません。

セミドライの作り方は、生牧草を適当な本数に束ねて、衣類用の洗濯干しに干すだけです。洗濯はさみがたくさん付いたピンチハンガーがおすすめです。

干す場所は、自宅の中でOK。晩秋から冬にかけては、空気が乾燥して湿度が低いので、エアコンをかけなくても大丈夫な場合が多いですが、夏場は常にエアコンを付けた部屋でないと、カビが来る可能性があります。

一晩干せば、しなっとしてきて、セミドライ牧草が出来てきます。生牧草とは少し違った風味で喜ぶうさぎさんも多いです。また、生だと水分が多くておなかをこわしやすいうさぎさんにもおすすめです。

そのままセミドライ牧草を乾燥した場所で干した状態にしておくと、少しずつ内部の水分が抜けて乾燥状態が進んでいきます。(湿気が多い場所には干さないでください。腐敗したりカビの原因になります。) 色は少しずつ濃い緑色からモスグリーンのような色へ変わっていきます。 その間、日持ちもしますし、牧草の変化を楽しむのも面白いです。

日持ちもして、うさぎさんも喜ぶセミドライ牧草をぜひ試していただければと思います。