開封したうさぎ牧草が湿気ってしまう理由とは。

うさぎ牧草は、もともと水分を多く含んでいた牧草を天日干しまたは機械で乾燥させて、水分がほとんど残らないように製造されています。梱包された直後は、パリッとした状態で密封されていたはずです。

開封しなければ空気中の湿気と触れることがほぼ無いので、同じ状態で保存できるのですが、開封すると空気中の湿度を吸収してしまい、パリッとした状態からモサッとした状態へ変化していきます。

空気中にはいくらか水分が含まれており、その度合いは湿度という指標で示されています。雨の降る日は空気中の水分が多いため湿度が高く、晴れた冬の日は湿度が低く乾燥しています。

乾燥状態の牧草は水分をほとんど持たない状態なので、空気中の水分を吸いやすいと言えます。水分をたっぷり含んだ生牧草は、それ以上水分を吸う余地がないような感じです。

このため、湿度の高い季節は開封した牧草が水分を吸いやすく、湿気ってしまい、モサッとした状態へと変わっていきます。湿気った状態が長期間続くと、吸った水分に細菌などが繁殖し、カビに覆われてしまいます。

開封した牧草は、できるだけ空気に触れないように保管し、短期間で使い切るようにしましょう。また、未開封の牧草もできるだけ乾燥した場所に置いておく方が無難です。