うさぎ牧草品種の嗜好性について。

うさぎ用牧草の代表的品種はチモシーですが、もともとチモシーは嗜好性の高い牧草として栽培されてきました。うさぎさんや、また牛や馬も含めて好んで食べたため、流通量が増え、牧草=チモシーというイメージが定着したのです。

言い忘れましたが、嗜好性とは食いつきの良さのことですね。食いつき良く、好んで食べるものを嗜好性が良いとか高いとかと言います。

ですので、チモシーより嗜好性が高いという表現が正しいか分かりませんが、イタリアンライグラスやオーツヘイについても触れます。

イタリアンライグラスは、チモシーに劣らず嗜好性が高い牧草として知られています。1本1本の茎の太さが細く、うさぎさんが噛みやすい形状をしています。葉も細長くてうすいため、咀嚼するのに力をあまり必要としないのかもしれません。

オーツヘイは、茎は太いのですが、葉の割合が多いので、牧草として茎ばかりになってしまうのという事が少ないようです。葉は茎よりも食べやすいため、うさぎさんが好む傾向があります。チモシーを食べないうさぎさんもオーツヘイなら食べるというケースも多いようです。

嗜好性があまりに低いと、うさぎさんが食べないので、うさぎ牧草として流通しなくなるという実情があり、世の中に出回っている牧草はある一定の嗜好性は担保されていると言っていいのかもしれません。もちろん、うさぎさんごとに好む牧草は違いますので、うさぎさんが喜ぶ牧草を探してみてくださいね。