うさぎさんが牧草の量を食べ過ぎても問題ないでしょうか?

Q.うさぎさんは牧草をたくさん食べ過ぎても問題ありませんか?

A.牧草を食べすぎても問題ありません。

牧草をいっぱい食べることは。

うさぎさんが牧草をいっぱい食べることは、体にはとても良いことです。

たくさん食べるほど良いとされていて、食べ過ぎて健康への害が出たということは聞いたことがありません。

その理由とは。

牧草には栄養価があまり含まれておらず、うさぎさんが食べ過ぎて肥満になる可能性もありません。

理想的には牧草は一日中食べ放題にしておいて、うさぎさんの好きなだけ食べてもらうことです。

ただ、ここで言う牧草は、低カロリーでヘルシーなイネ科牧草(チモシー、イタリアンライグラス、オーツヘイ、スーダングラスなど)を指しています。

イネ科牧草をたくさん食べるうさぎさんは、うんちが大きくて平べったく、少し緑色の色合いをしています。

うさぎさんの飼い主でもある私の経験では、うんちが小さいことや黒っぽいうんちをしている場合は、イネ科牧草の摂取量が足りない場合が多いようです。

ただ、高カロリーなマメ科牧草であるアルファルファなどは、食べる量を飼い主さんが管理し、食べ放題にしないことが必要です。

また、牧草が牧草入れから減っていたとしても、うさぎさんが牧草をくわえて牧草入れから出して遊んでいるだけで、食べていない場合もあります。

牧草を食べて量が減っているか確認してみてくださいね。

種類も大切です。

うさぎさんが牧草をたくさん食べるのであれば、量も重要ですが、いろいろな種類を食べてもらうことを目標にしましょう。

チモシーだけでなく、イタリアンライグラスやオーツヘイ、ウィートヘイ、スーダングラスなどの複数の品種を食べさせましょう。

チモシーであれば、一番刈りだけでなく、二番刈りや三番刈りも少し混ぜてみてもよいと思います。

日替わりで与える牧草を変えてもよいですし、1日のうちで変えるのも良いです。

朝は食物繊維が豊富なチモシー1番刈り、昼は香りの良いイタリアンライグラス、夜は香ばしいオーツヘイを与えても良いでしょう。

高齢になっても牧草好きなうさぎさんでいてほしいです。

うさぎさんが様々な牧草に食べ慣れる経験を持つことが、高齢になってからの食生活を手助けします。

高齢になると、顎の力が弱くなって硬めの牧草が食べにくくなったり、食欲が減って牧草の食いつきが悪くなったりもします。

うさぎさんが高齢になって食べられるものが減った時にも、食べられる牧草があることは、飼い主さんにとっても幸せなことなのです。